少し前になりますが、九博の特別展を見てきました。
個人的に印象に残ったものについての感想です。
*展示室内の画像は九州国立博物館より提供していただいたものです。
名古屋の徳川美術館には何度か行きまして、茶器など見たいものは既に見ていました。
それで、今回の展示では近世大名らしいものを探してみました。
すると目にとまったものがこれ。鉄砲と大筒です。
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「唐銅飛龍形百目大筒」は飾りが精巧で面白く、とても実戦用とは思えません。
実際に使えるのでしょうけれど、美術工芸品といった感じでした。
こちらの火縄銃にも美しい装飾が施されています。
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それから初音の調度。
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この「初音の調度」は、交流展示室に入れ替えられながら展示されていましたが、こうしてセットで見るとさらに豪華。
毎年お正月に見られるのが楽しみでしたが、揃ってしまった以上今後の展示はなくなるのでしょうね。
それを思うと寂しい気もします。
そして秋の九博と言えば、交流展示室恒例の「茶の湯を楽しむ」。
こちらも毎年楽しみにしているのですが、今年は意外や意外「煎茶」に関する展示でした。
煎茶の茶器にも名品があるのですね。
台北の故宮博物院に同じようなものがたくさんあったのを思い出しました。
(お茶の葉が違いますが、どちらもルーツは明ですからね。)
それから、交流展示室ではトピック展として「山の神々?九州の霊峰と神祇信仰?」が催されていました。
竈門神社肇祀1350年記念 ということで九州の山岳信仰に関する展示が行われていたのですが、これが意外と面白く、高良大社の画縁起まであったのにはびっくり。(展示は12/1まで。)
図録は持たない主義ですが、もう二度と無い機会かもしれませんので購入。
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別会場の太宰府天満宮宝物殿の展示も見に行きましたが大満足でした。