「王羲之と日本の書」展

九博の特別展を見に行った。

感想を端的に言うと、

わかりやすくて」「親しみやすくて」「面白かった

書は楽しいよー。面白いよー。見てー。という、ちょっぴり遊び心も感じられる展示だったと思う。

以下、印象に残ったものについて箇条書きで感想を書く。

その1、渡唐天神像

渡唐天神像/近衛信尹
渡唐天神像/近衛信尹

陽明文庫展の時にも見たような気がするが、近衛信尹と言う人はやはり面白い。

その2、誓願寺盂蘭盆縁起

誓願寺盂蘭盆縁起/栄西
誓願寺盂蘭盆縁起/栄西

これは嬉しかった。
入れてくださったことに感謝。

その3、書状3点

書状/向かって右から織田信長・淀殿・常高院
書状/向かって右から織田信長・淀殿・常高院

戦国時代~近世に生きた人たちの書状も興味深かった。

浅井三姉妹の次女、初さんの仮名散らし書きは華やかでびっくり。
全体の印象は満開の藤棚を見ているようだった。
筆跡からも才気煥発さがうかがえ、こういう方だったのかと思った。
それから、なんとなく、伯父姪の間で字が似ているような気がしないでも無かった。(気のせい。)

その4、伊達政宗書状

伊達政宗書状
伊達政宗書状

単眼だった正宗が、つかみにくいはずの遠近感をどう処理したか、と言う推論が興味深かった。
そんな風に考えたことがなかったので。

その5、紀家集

紀家集?
紀家集?

多分これだと思うが、もしかすると違うかも。
読んでいたら紀長谷雄のものがあり、独自の世界観が感じられて変わってるなぁと笑えたので、印象に残った。

その6、藤原佐理

単に私が藤原佐理が好きと言うだけ。

畠山記念館で見た佐理の書状はよかったなぁ。

感想は以上。

展示室内の画像は、ぶろぐるぽ用に九州国立博物館から提供していただいた。

 

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