大野城心のふるさと館

大野城市に新しく出来た歴史資料館に行った。

以前は市役所内の建物にあり少し行きづらかったのだが、新しく広々としたすてきな場所になっていた。

市の名前にもなっている古代山城大野城の石垣が再現されている。

なぜか横にクライミングウォール。

これは実際に高さを体験するためのもので、子供たちに人気なのだそう。
私が訪れたときも子供たちが登っていた。

大野城市と言えば、私が一番関心があるのは新の貨布が出土していること。
王莽政権の証拠だ。
表裏が見やすい展示になっていた。

水城に関する展示もハイテクになっていて楽しめた。
私としては以前の資料室にあったジオラマが無くなっていたのが残念。
小水城も含めた地形がよくわかって、あれはあれでよかったのに。

特別展は古顔特集。
PR動画。

展示室は意外と小さくて、ちょっとうーん・・・。
けれど、人面装飾付深鉢形土器が来ていたのには感動。

公式ツイッターに展示室内の様子があったのでシェア。


9月から展示替えがされるとのこと。

 

肥後の山岳信仰 阿蘇山と池辺寺 ~龍伝説の残る山岳寺院

肥後の里山ギャラリーへ行った。

ここ数年気になっている熊本の池辺寺と阿蘇修験の展示が行われている。

会場の肥後里山ギャラリーは銀行の中にある展示スペースで、地元企業がこういう取り組みをしているところが素晴らしいと思ぅ。

8月25日と26日には九州山岳霊場遺跡研究会も開かれる。

[blogcard url=”http://jarsa.jp/event/a09/pref43/8027/”]

現地見学会にも参加したかったのだが、今年の暑さに耐え切れそうにないので見送った。

その代わりギャラリートークの方に参加。
興味深いお話をいろいろ聞くことが出来て良かった。

イレーヌ・カーンの絵の前で

九博で開催中の特別展を見に行った。

少し戸惑っているようなはにかんでいるような、表情がなんとも言えない「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」。マツゲと青味を帯びた透明感のある肌がステキ。

理屈抜きで素晴らしかった。
   ↓

この絵には悲しいいきさつと時代背景があるが、実物を見るとそういうことも忘れてしまう。

そういえば、NHK「みんなのうた」にこの絵が登場していた。(展覧会で会った女の子
歌では赤いブーツの女の子が絵の前で笑っていたけれど。

ともかく実物を見ることが出来て嬉しい。
よくぞ九州に来てくれた。

展示の中でほかに印象に残ったのは、アンリ・マティスの「雪のサン=ミシェル橋」。
(向かって左の絵。)
   ↓

え、これがマティス?とちょっと意外だった。

それからサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂を描いた絵が二つあったのも面白かった。
わかりづらいが、向かって右端のぼんやりした絵がシニャックの、真ん中の絵がカナレットのサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂。
   ↓

同じものを描いているのにこんなに違う。
写真の登場で絵画が変わっていった、ということがよくわかった。
(写真のせいだけではないが。)

特別展の感想は以上。
展示室内の画像は博物館から提供していただいた。

さて話は変わり。

交流展示室では7月10日から神戸の桜ヶ丘出土銅鐸・銅戈が展示されている。
もう一度みたいと思っていたので嬉しい。(2013年にも九博で展示。)

線刻画が可愛いのだ。
そのかわいらしさが伝わる動画を作成されていた。
アニメになって動いてる!かわいい。
   ↓

土面舞踏会の土面は福島・相馬高等学校のものだそう。
今年も高校生と考古学のコラボ企画があるようで、こちらも楽しみ。

第一回の時の応援動画。
   ↓

ずっと続いてほしい企画だ。

最後に。
ぶろぐるぽのエントリーメールが何度もエラーで戻ってくる。
対応していただくようお願いを添えて“ぶろぐるぽ書きました”メール送ったが、さてどうだろうか。