「京都高山寺と明恵上人」展

九博の特別展に行ってきました。
入ってすぐに鳥獣戯画絵巻の展示がされていたのはよかったです。
展示室内で更に行列にならずにすみましたから。
(過去の展示ではそれがまた大変だったと聞きました。)

絵巻を見たあとは、列も三々五々ばらけてゆっくりと展示を見ることが出来ました。
以下、印象に残ったものについての感想です。
白光神立像
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天竺雪山(ヒマラヤ)の神様だそうです。
だからでしょう、白くてキラキラしています。
とても綺麗でした。
高山寺絵図
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寺の配置がわかりやすく、周囲の雰囲気が伝わってくる絵図でした。(前期展示。)
菩提樹図絵仕様?(タイトル合ってます?)
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菩提樹がこういう風に描かれた図は珍しかったです。
夢記 
明恵が夢に見た仏を描いたページに惹かれました。
さらさらっと描かれていて柔らかな印象を受けました。
人物戯画
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木遣りの場面でしょうか。人々が生き生きとしていて面白かったです。
学生時代、仏教説話の余談として明恵上人がいかにヘンタイ熱心な求道者かを語ってくださった先生がおられました。
美少年だったとか、ゴッホみたいなところがあったとか、なんだか嬉しそうに話されていたのを覚えています。
当時は先生の誇張が入っているのだろうと思っていましたが、全部本当のことでしたね。
先生あの時疑ってごめんなさい。です。
それから栂尾茶のことは知っていましたが、栄西自らお茶の種を分けていた事は知りませんでした。
背振と栂尾のお茶は同じなのですね。
その種を入れていた入れ物が立派な茶器の体をしていて、貴重品扱いだったことが伺えました。
特別展を見たあとは、四階の交流展示へ。
トピック展示『海の王都 原の辻遺跡と壱岐の至宝』では、イエネコの展示にびっくり。
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そういえば、今回の展示は混雑が予想されましたが、ツイッターで随時混雑状況がアナウンスされていたので助かりました。
ツイートを参考に、あまり混まない時間帯を狙って見に行くことが出来ました。
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*展示室内の画像は九州国立博物館から提供していただきました。

 

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