「美の国日本」と「新羅王子が見た大宰府」

九博の特別展に行きました。
10周年記念の特別展示は、開館初回時と同じタイトル「美の国日本」。

うーん。。
この10年私もあちこちに足を運びましたので、奈良や京都や東京で見たものが結構ありまして。
個人的には”初見の感動”がいつもより少なかったかなぁという感じです。
そんな中印象に残ったものをピックアップすると、
・「重源上人坐像」
東大寺復興に力を尽くした方として知っていましたが、思いがけずお姿に出会えて印象に残りました。
まるで生きているようで、造型も素晴らしかったです。
・「琉球の美、アイヌの美」コーナー
「日本の美=奈良京都にある神社仏閣の宝物」のような図式に疑問を感じている身には、琉球やアイヌにスポットがあたっていることが嬉しかったです。
以前4階でやっていた「ロシアが見たアイヌ文化」の展示も素晴らしかったですね。
・トピック展示の「新羅王子が見た大宰府」
史料が少ない中よくまとめられていたと思います。
これ、既視感があるのですが、以前太宰府のどこかでもやってませんでしたっけ。
出土品が同じだからそう感じたのでしょうか。
行った日がちょうどモモクロの男祭りの日で、渋滞に巻き込まれ立ち往生。
見慣れない風体の男子が太宰府の町を歩いていたのもちょっと珍しい光景でした。
この日一番印象に残ったのはそのことだったかも。

丸亀城

高石垣で有名な丸亀城です。
構造物もなかなかでした。
例えば大手門から入ってすぐの枡形。
 ↓

いいですねー。
天守は塩飽の海がよく見える、とても眺めのよいところでした。
 ↓

善通寺搭頭 華蔵院

善通寺の塔頭 華蔵院。
赤い壁が印象的なお寺でした。

本尊は毘沙門天。
本堂を自由に拝観することは出来ないようでした。
(ご住職に声をかけてお願いすれば、もしかしたら拝観できるのかもしれませんが。)
善通寺には東院と西院二つの伽藍があります。
華蔵院はその二つの伽藍をつなぐ通路に沿いにありました。
通路を挟んだ対面には観智院というお寺があって、まるで二つの寺院が善通寺の入り口を守っているよう。
大きな神社へ行くと、参道の鳥居や神門をくぐった所の左右に門番のように社がありますね。
ここ善通寺西院では、華蔵院と観智院が門神のように思えました。