「ブラタモリ」京都編(1月6日放送) 感想

NHKのブラタモリという番組が好きで、放映されるときは見ています。
新シリーズスタートに先駆けて、昨日特別編が放映されました。
ブラタモリだから普通の観光地巡りではないと思っていたけれど、こう来るとは。
と言う内容でした。面白かった。
南禅寺にある琵琶湖疎水から始まって、新京極通りそして御土居を歩いていました。
インクライン(春は桜がキレイ)や鷹峰街道付近の見所が紹介されていました。
特にインクラインで案内されていた学芸員さんの解説が詳細で深かった。
線路自体が野外展示物だったのは知りませんでした。
バロー社製のレールだとか、レールを留める犬釘と亀釘のこととか、めざとく見つけるタモリさんもすごいけれど、なんでもない風によどみなく答える学芸員さんが素晴らしかったです。
鷹峰街道は「しょうざん」で懐石料理をいただいたり台杉鑑賞したときに訪れましたけれど、そういう観光目線ではない番組ならでは紹介がされていましたね。
番組の予告編です。
 ↓

「御土居」とは、秀吉が京の町をぐるっと囲んだ土塁のことです。
断面は基底部が約20m、頂部が約5m、高さ約5mの台形状だそう。
外側には幅10m深さ最大4mの水堀も備えていたそうです。(Wikipediaから引用)
これが総延長23kmも続いていたといいますから、すごい。
番組でナビゲーターをされていた方のツイッター。
  ↓


「まいまい京都」と言う市民ガイドツアーもあるそうです。
 ↓


私は、なんとなく水城を思いました。
水城は幅80メートル、高さ10メートル以上ですからもっと大きいものですが、延長は1.2キロメートルと御土居に比べるとかなり短いですね。
御土居の工期はWikipediaによると1591年(天正19年)の1月から閏1月(太陰暦)~3月あたりとのこと。
3ヶ月ほどでしょうか。
短いのですね。
だとすると、天智3年の記事しかなく、1年で出来たのか疑問の声もある水城の工期も意外に短いのかしら、とそんなことを思いました。
ブラタモリで太宰府を取り上げてくれると楽しいかもしれませんね。
博多は取り上げてもらえそう。房州堀や元寇防塁、福岡城の総構えとかが出るかな。
さて、どうでしょう。楽しみです。

「古代日本と百済の交流展」プレス公開インプレッション

2015年1月1日より九博で特別展が開催されますが、一般公開に先だつプレス内覧会にブロガー枠で参加させていただきました。
博物館が主催しているぶろぐるぽにエントリーして記事を書いたことでご案内いただけたようです。(こういうこともありますから、ブログをお持ちの方は次回エントリーされてはいかがでしょうか。)
貴重な機会を提供して下さいました博物館にお礼申し上げます。
それでは感想です。

*展示室内の画像は九州国立博物館から提供していただいたものです。

いろいろな事情で延期となり規模も縮小しての開催でしたけれど、水城・大野城・基肄城1350年の年に百済との交流をテーマにした展示が見られるのは嬉しいことでした。
九州が中心になったことで逆によかったかなと思えることもありましたし。
例えばこれ、武寧王が加唐島生まれだということが割と堂々と展示されていたことです。
  ↓

九博ボランティアの方が確かめてみた、と言う文脈での紹介でしたけれど、こうしてパネル展示されるとは思ってもいないことでした。
それから、大野城の等高線地形模型と3Dプロジェクションマッピング。
これも面白かったです。

*2016/02/07追記 九博の公式チャンネルに動画がアップされていたのでこちらにものせておきます。
航空レーザー計測による測量調査の成果の一つとのこと。
九州に軸を置いた展示ならではだったのではないかと思いました。
個人的にはもう少し長く詳しいものを、椅子に座ってじっくり見てみたかったです。
特に土塁線とその生成過程を時間軸に沿って見ることが出来たら最高なのですが。
他の古代山城とあわせての成果発表がいつかあることと思います。期待しています。
(アジア航測サイトで大野城プロジェクションマッピング展示の動画が見られます。→http://www.ajiko.co.jp/yomimono/index201502_2.html)
また、今回の展示では三種類の七支刀が見られます。
その中で私が注目したのはこちら。(縦向きです!本物は折れているので横向きにしか展示できないと聞いています。)
 ↓

作られた当時の状況を想像するにはこちらの方がわかりやすいと思いました。
そして七支刀の側には、同時に百済から倭に贈られたとされる七子鏡の同型鏡がずらり。
 ↓

この二つが一堂に会したことが、今まであったのかなぁと思いながら見ました。。
この光景を見るだけでも、九博に足を運ぶ甲斐があるのではないでしょうか。
内覧会では、展示に関する質問にその場でお答えいただき、とても贅沢な時間を過ごさせてもらいました。
受動的に展示を見るのとは違い、一種のライブ感のようなものが味わえた気がします。
質問に丁寧に答えてくださった研究員の皆様、ありがとうございました。
最後に気になったことを一つ。
ブロガー枠参加者の展示室内の撮影と、撮影した画像の取り扱いについてです。
プレス内覧会ですから、会場ではほとんどの方が写真や動画を撮っておられました。
もちろんブロガー枠参加者もスマートフォンやコンパクトカメラでパシャパシャ。
このような展示では、展示物によっては撮影に制限があることもありますよね。もちろん使用についても。
撮った画像をどうされるのかなぁ・・・とちょっと気になりました。
「展示室内写真は博物館が提供」とお知らせにありましたから、ブログ用に撮る必要はないんですよね。
撮影に関しては、可とも不可ともアナウンスされませんでしたけれど、「画像を提供する」ことと共に撮影に関しても一言あるとスッキリしたかなと思いました。
敢えて申し添えておきます。
特に気にかけることではなかったらすみません。
内覧会の感想は以上です。
もう一つの展示「発掘された日本列島」がまだ準備中でしたし、本物の七支刀の展示も控えていますし、私の「百済展」はこれからが本番。
展示の感想はまた改めて書こうと思います。

スパムアクセス 163data.com.cn をブロック

短時間に大量のアクセスがあったようなので、サーバー側に見に行くとすべて「163data.com.cn」からのものでした。
「.cn」ということは中国のはずなのに、IPアドレスを調べるとフィンランドとでます。
おかしい。
検索すると、宣伝などのスパムコメントを書き込んでくるもののようです。
スパム設定で、本文に日本語がなかったら一発判定するようにしているので被害はないのですが、あまりいい気持ちはしませんね。
そこでこちらのサイト→コメントスパムな 163data.com.cn を何とかするを参考に、アクセス制限かけました。
以後一度も来ていません。
少し手間がかかりますが、このサイトに書かれているアドレスをブロックすればいいようです。
情報に感謝すると共に、自分用のメモとして記事にしておきます。